名人戦第3局が大阪府の高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」で開催
私は兵庫県に住んでいるのですが、今回名人戦第3局が大阪府の高槻市で開催され、しかも会場が最寄りの駅から徒歩圏内だったので、現地大盤開設会2日目に申し込みました。大盤解説会は定員1500人の大きな会場だったので抽選となっていますが、大人数なので大丈夫なはずです。ということで無事当選通知が来ましたが、定員に余裕があるらしく先着順で追加募集もしていました。最終的に2日目は、当日券も完売となり、2階席も含めて前代未聞の1,500人という大規模な大盤解説会になりました。
駅前の商店街では渡辺名人と藤井竜王の「のぼり」がずらっと並んでいました。ちなみに、その「のぼり」の布が大盤解説会での「次の一手」の賞品にもなってました。
座席は指定席ですが、当日先着順です。10時解説スタート、9時開場で、自宅から2時間ぐらいかかるので、到着は9時過ぎになりました。
到着して最後列に並んだ時点で係員は440番ぐらいですねと言っていたので、真ん中あたりの席になってしまいました。早い人は6時ぐらいから並んでいたそうです。順次会場に入って行ったので行列もそんなに気になりませんでした。会場の入り口でQRコードを見せて入場し、3列になって座席番号が書かれたチケットをもらいます。チケットには次の一手クイズの投票用紙が3枚つながっています。
受付ではチケットの他に高槻市のパンフレットや高槻市政80周年記念のボールペン、今回の名人戦の記念コースターが配布されました。このコースター結構いいです。
会場はコンサートもできる大きなホールで音響設備が優れています。真ん中あたりの席でしたが、ステージの左側に解説ボードがあり、スクリーンにはそれを写しにしたものとスクリーンの右下に対局中の盤面、左下に対局中の2人の映像がリアルで流れていました。※動画撮影は禁止
かっこいい名人戦記念扇子3000円
今回の現地大盤解説会でぜひともゲットしたかったのが記念扇子です。結構売り切れるということをネット情報で聞いていたのですがので、400人以上入場しているのならもう売り切れかなと思っていたら買えました。結構大量に用意していたようで私が行った2日目のお昼ごろまで販売していました。3,000円の現金払いですが、とてもかっこよく、買って良かったなと思いました。扇子立てを買って飾ろうと思います。
評価値は映し出されていなかったのでスマホでAbemaなどを見ながら感染することもできましたがドアが閉。と携帯の電波が弱くなって私の場合はほとんど入らなくなりました。また電池も消耗しそうなので感染中はスマホは水休憩時に外で少し確認していました。
大判解説会は長いので結構暇になるかなと思っていましたがだいたい1時間ごとに解説が始。という感じで間が15分休憩で学校の授業のようでした。解説者はメインは決まっていますが途中でいろんな機種が変わるがある解説をしていました
「次の一手クイズ」と「豪華賞品」
次の一手クイズというのが3回あり、チケットに3回分の座席番号の書いた券が切り離して使えるようになっています。会場の外にある箱に切り取ったチケットをそれぞれ解答番号の箱に入れていくことになります。
次の一手は解説者の2人がそれぞれ選んで、①②、そして③にその他、という三択になります。当たれば、豪華景品の当たる抽選会に参加できます。今回は商品が多く用意されており、思った以上に当たっていました。
1回目は、お昼に入った時で、比較的わかりやすい場面でしたので当たりました。その後、クイズの当選者の抽選がありました。マウスウォッシュ、アセロラドリンクが合わせて20人から30人に当選し、その他に高槻市の特製グッズも当たりました。そしてメインは棋士の揮毫(きごう)色紙です。結構、数が用意されていて、解説者の揮毫色紙のほか、聞き手の女流棋士やゲスト解説者などもあり、そして、目玉である渡辺名人と藤井竜王の揮毫色紙もありました。もちろん手書きなのでレアです。めっちゃ欲しい。1回につき合わせて30人から40人程度にプレゼントが当たりますので確率的には高いのかなと思います。とはいえ、2日目は結局当日券も売り切れて1500人になりましたのでので、競争率は高いです。何よりも、クイズに当たらないと抽選対象にならないですから。
2回目の次の一手は午後の途中で非常に難しい場面でした。私は③その他を選んだのですが、渡辺名人は最善手で歩を取りました。3回目の次の一手は夕食時のもので、ほぼほぼ決め手の場面の33角です。全員が当てていたと思います。
木村朱里女流1級が聞き手として登場
最後の方に騎士になって間もない中学3年生の木村朱里女流1級が聞き手として登場しました。非常にしっかりした子だったので驚きでした。やり取りも面白く盛り上がりました。
想像以上に面白かったので、また参加したい
結局最後の33角に90分近く費やしてしまったので終局が遅めになりましたが、逆転もなく渡辺名人が勝利しました。解説会はそのまま終了し、会場に両対局者が登場することはありませんでした。
この現地大盤解説会は2日とも囲碁将棋チャンネルのYouTubeで生配信されていました。自宅で、ながら仕事で見るという手もありますが、現地に行くとリアルな緊張感があり、難しい場面で指した一手に歓声が上がったりするのでドキドキ感があり面白かったです。渡辺名人が90分の長考で指した決め手の33角では歓声と拍手でした。10時間以上観戦しましたが、思った以上にあっという間に時間も経ちました。
大盤解説会に参加している女性が多かったので、今の将棋人気、藤井聡太竜王の人気が伺えます。しかも女性1人だけの参加も多いようです。
タイトル戦の会場は比較的不便な地域にあることが多いので、今回のように都心で駅から歩いて行けるようなところにある機会っていうのはなかなかないかなと思います。日帰りできるのならまた参加してみたいなと思いました。
CBCテレビ(中部日本放送株式会社)のインタビューを受けたら放映されました
ちなみに愛知県のCBCテレビの記者が小さいカメラを持ってインタビュー取材を朝からずっとしていました。このブログでもCBCニュースをシェアしたりしているので、お昼に見かけた女性記者に「いつも見ています。お疲れ様です。」と一声かけて中に入ろうとしたら、「インタビューをお願いします」と言われてしまい、マスクもしてるし顔は分からないかな、と思い応じました。親子連れや女性の方が絵になるのにと思いつつも、5分ぐらい答えました。実は、私のインタビューが採用され、テレビ放映されました。5秒程度の切り抜きでしたが、なかなかびっくりですね。1分00秒~05秒。